IELTS バンドスコアについて

IELTSでは、合格に必要な点数が決められているわけではありません。試験結果は、9.0を最高点とし、6.5、7.0など、0.5刻みでの9のバンドスコアで算出され、各教育機関が入学審査の際の判断材料の一つとして利用することになります。

TOEFL開発元のETS(Educational Testing Services)が出しているTOEFL (R)  iBTテストとIELTSの換算表によれば、TOEFL (R) iBTスコアの94-101がIELTSのバンドスコア7.0に相当するとされています。実際のところ、数多くの受験者がTOEFL (R) iBTスコア100突破の壁に苦労している状況ですが、この換算表を見る限りは、IELTSで7.0を取ればTOEFL iBTのスコアが94点であっても100点相当の英語力が認められることになります。もちろんこれはIELTSの7.0が簡単であるということではありませんが、TOEFL (R) iBTテストの受験者が持つ精神的負担の軽減にもつながっているのではないでしょうか。

セクション別・総合点の計算方法ですが、TOEFL (R) iBTテストの場合は、各セクションが30点満点でその4セクションの合計が総合点(120点満点)となります。IELTSの場合、(正式にはセクションという呼び方ではなく、リスニングテスト、リーディングテストというような呼び方をしますが)各セクションのスコアが9.0満点で採点され、その平均点が総合点として算出されます。平均点ですから端数が出るわけですが、じつはこの端数処理が大きなポイントで、単純な四捨五入による点数とはなりません。

  一例を挙げると、たとえば各セクションの点数が6.0、6.0、6.0、6.5だった場合、合計は24.5ですから平均点は6.125となります。このように端数が0.125の場合は切り捨てで最終スコアは6.0となりますが、たとえば6.0、6.0、6.5、6.5(平均点6.25)のように端数が0.25以上の場合はすべて切り上げで総合点は6.5となります。このように、4つのうち2つのセクションが6.0であった場合でも、総合点では6.5が取得できることになりますので、IELTS受験者がこの計算方法から受ける恩恵は少なくはありません。