IELTS 概要

近年著しく受験者数を伸ばしているテストがIELTS〈アイエルツ〉(International English Language Testing System)です。IELTSは主としてイギリスをはじめとした英連邦の国々(オーストラリア・カナダ・ニュージーランドなど)に留学、もしくはそれらの国々に移民する際の英語検定テストとして利用されてきました。

 

形式としては、Academic Module〈アカデミック・モジュール〉(大学などの高等教育機関へ出願する際に要求されるテスト)とGeneral Training Module〈ジェネラル・トレーニング・モジュール〉(仕事や移住関係に関わる英語のテスト)の2種類があります。


IELTSは上記のように「仕事や移住のための語学力測定」という、留学以外の目的に利用されていることもあり、世界的な規模で見ればIELTSはTOEFL (R)テストの受験者数をはるかに上回ります。


IELTSを運営している日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが発表したプレスリリースによれば、2012年6月から1年間の受験者数は全世界で200万に達し、前年と比べ11パーセント増えたとのことです。TOEFL (R)テストの受験者数は全世界で約100万人と発表されていますので、IELTSはTOEFL (R)テストの約2倍の受験者数を誇ることになります。また、日本英語検定協会によると、2012年度の日本国内における受験者数は2010年度の倍の約2万に増加しているとのことです。


この受験者数急増の背景にはいくつかの理由があります。前述のように、これまでは英連邦の大学が中心に利用していたIELTSですが、昨今、アメリカの大学でも採用し始めたことも受験者増の一因でしょう。ハーバード大学やスタンフォード大学といった有名校をはじめ、全米の3,000校以上の教育機関がTOEFL (R)テストに加えてIELTSも採用しているという状況です。