IELTS対策 個別指導内容



TOEFLの説明にもありますが、IELTS指導においても「英語力の向上を中心とする」方針は同じです。ただしIELTSの場合、TOEFLと比較して、「問題の特性に合わせた対処法」がより必要になるのも事実です。

 

したがって英語力の向上を図るための学習を基礎に置きつつも、問題の対処法にも応分の時間を割いて、早期のスコアアップを図ります。

 

Listening

  • IELTSのListening Testにおいても、まずは音そのものが聞こえなければなりません。本当に英語が聞こえるようになるためのさまざまな訓練法を授業内で実践し、また自宅でも行っていただきます。
  • 英語音声学の授業を行います。音素・リズムといった基礎事項から入り、音声変化、さらにはアメリカ発音とイギリス発音の違いを学びます。体系的な講義を行ったうえで、繰り返し練習を行います。
  • リスニング力は音声把握力のみで決まるわけでもありません。単語・構文の聴き取りや、英語独特の言い回しの理解が必要です。これを鍛えるため、ディクテーションを丁寧に行い、その中で構文や言い回しに関する解説を加えていきます。
  • ディクテーションを行った素材を用いて、さらに英語力を伸ばすべく、音読・暗唱・シャドウイングのやり方を指示し、授業内で実践するとともに、自宅でも行っていただきます。
  • リスニング力をさらに伸ばすべく、一般書籍を読み上げた(朗読)音声や、映画・ドラマを用いた学習法を指示し、自宅で行っていただきます。
  • 問題演習を行い、IELTSの問題形式に特化した聞き方・解答法を身につけます。

Reading

  • 語彙力がすべての基礎であることはTOEFLもIELTSも変わりません。語彙力の弱い方には単語の学習法を指導し、自己学習していただきます。授業内で進捗具合を報告していただき、適宜アドバイスを行います。また、大学受験問題を用いて熟語の学習を行っていただく場合もあります。
  • IELTSには文法セクションが存在しませんが、正確な読解の基礎は文法です。文法が苦手な方には、まず英文法の講義を行います。その後、大学受験用の問題集を紹介して自宅で取り組んでいただき、進捗をモニターします。
  • 単語・文法がある程度身についたところで、IELTSの問題に取り組みます(単語・文法力がすでに一定以上のレベルにある方は、この段階から開始します)。パッセージの読み方から選択肢の選び方に至るまでの基本姿勢を身につけます。
  • 数多く問題を解いていく中で、問題解答のみならずパラグラフの要約演習などを行います。その中で構文解析の誤りなどを指摘し、正しい英文読解の姿勢を身につけます。
  • 読解力を上げるためにはIETLSの問題だけでは足りません。一般書籍を読んでいただく必要があります。書籍を推薦し、こちらについても進捗をモニターします。

Writing

  • まずはTask 1の段落構成法を学びます。
  • 問題に解答していただき、授業内で添削します。段落構成から英語表現、文法に至るまで、間違いは修正し、より良い表現方法があればそれを提案します。
  • Task 1では数値を表す様々な表現を覚えることが重要です。模範解答の暗唱などのやり方を示し、自己学習として行っていただきます。
  • グラフ・表問題のみならず、地図・図解問題についても段落構成や表現方法を学びます。
  • Task 2においても、まずは段落構成法を学びます。
  • Task 2ではアイデアを思いつくこととその展開の仕方が重要です。苦手な方にはブレインストーミングを行い、アイデアを思いつき、論を展開するための手法を教授します。
  • Task 2においても授業内で添削を行い、文法・内容両面から問題点を探り、改善案を示します。

Speaking

  • IELTS Speaking Testの各パートで評価される話し方、内容の展開法を教授します。
  • Speaking Testにおいて丸暗記した英文を話すことは避けたほうがよいとされますが、一方で会話力そのものの向上には英文の暗唱が欠かせません。暗唱のやり方を示し、自己学習として行っていただきます。暗唱を通じて構文を組み立てる力と表現力を高め、本番ではその力を使ってオリジナルの文を組み立てられるようにしていきます。
  • できるだけ文法的に正しい文が話せるよう、文法面からのアプローチも行います。
  • 問題演習をくりかえし、英語が口から出やすくなり、構文をスムーズに作れるよう訓練を重ねます。